浮かず沈まず七十五日

オチのない日々が綴られます。

トイレと隣室

トイレに入っていると、隣人のトイレに入る様子が壁を通して伝わってきました。
壁を挟んだ向こう側に隣室のトイレが存在していることが分かりました。

トイレットペーパーを回すカラカラという音が聞こえました。
あちらからの音が聞こえるということは、こちらからの音も伝わるということです。

隣人の気配が消えるまで息を潜めました。